
2018年9月から家庭菜園を始めた、初心者チクワ(@DaysTikuwa)です。
周りに家庭菜園をやっている人がいないので、ネットだけが頼りです。
今育てているのはこの3種類です。
- 小松菜
- 玉ねぎ
- イチゴ
このうち、小松菜について種まきをしたときにこんなことが書かれていました。
- 初心者にお勧めの種まきの時期は9月から。
- 2週間ごとに植えると長く楽しめる。
- 小松菜は寒さに強く、霜がついた方が甘みが増しておいしくなる
なので、そのとおりに9月に種まきを2週間おきにしてみたんです。
1回目
3日目に一斉に発芽。順調に育つ
2回目
全然芽が出ない。点まきをした一番南側の一か所だけが発芽した。
3回目
温かくないとダメかと思い、レイズドベッドの壁のかなり近くに植えたら80%くらい発芽。
4回目
他のレイズドベッドの壁の近くに植えてみたのに、全く芽が出ない。
もう小松菜も終わりかな?寒さに強いって書いてあったのにな。
でも、芽が出たら何とかなるんじゃない?
そう考えていた時にネットで知ったのが、卵パックに種をまいて育てる卵パック育苗でした。
育苗ってなに?
卵パック育苗って言葉を聞いて、素人の私は疑問に思ったことがありました。
育苗ってあまり聞きなれない単語ですよね?
こんなやつでした。
今はそのまま植えられる「ジフィーポット」っていう育苗ポットもあるんですね。
丸型の鉢に
角型の鉢もあります。
ピートモスで出来ているので、収穫した後に土に漉き込んだり出来るのかしら?
家庭菜園にはお金をかけない(といいつつだいぶ肥料とか買ってる(笑))主義なのですが、手を出しちゃいそうな魅力的な商品です。
こんな育苗ポットで種をまいてある程度育ったら定植をします。
定植ってなに?
また普段聞きなれない単語が出てきました。
観葉植物のように、元気がなくなってきたら植え替えるような場合は移植になります。移植は何度か行われることがあります。
微妙な違いですね。でも家庭菜園では定植のほうがよく使う用語のように感じました。
私の卵パック育苗の手順詳細
私がやった卵パック育苗の手順は以下になります。
出来るだけ細かく載せてみました。
1.卵パックを2つ集めます
種を植えるためのパックと、水の受け皿にするためのパックと2つ用意します。
2.ラベルをはがします
ラベルのシールが張り付けられたままだと、天気のいい日に蓋を開け忘れてしまったときにもったいないかな?と思って、シールをはがしています。
芽が出た後はどの植物も日光が必要ですよね。
3.底に穴をあけます
植木鉢と同じで底に穴をあけます。
タマゴが入っていたくぼみ一つ一つの中心に一か所ずつ穴をあけていきます。
穴を開け辛かったという話が書かれていたブログもありました。
私は手芸の道具の目打ちで穴を開けています。
開け辛かったことはありません。
4.穴をあけた卵パックに種まき用の土を入れます
ふんわりと土を入れています。
種によって圧接したほうがいいものもあるようなので、その場合は多めに入れるとか調節してください。
育苗について調べていてはじめて知ったのですが、種まき用の土があるそうです。
最初は「こんなのまで売っているのか!」とびっくりしました。
栄養分が豊富な畑の土だと逆に発芽しにくいだとか、何か育ていた土だと病気を持っている可能性があるのでお勧めしないだとかの理由があるそうです。
私は気にせずに菜園の土を使っています。
でも、植えた種の他に雑草の芽も一緒に出てきてしまっているので、気が付いたときに抜いています。
こういう煩わしさがないのであれば使ってみるのもいいかなぁと思います。
5.種をまきます
種によって上に土をかぶせたほうがいいとか、露出させた方がいいとかあると思います。
なので、植える種によって調節してください。
6.受け皿用の卵パックに水を貼ります
受け皿用の卵パックに半分くらい水を貼ります。
7.受け皿パックに種まきパックをセットします
受け皿パックに種まきパックをセットします。
底に開けた穴から水が吸い込まれて、給水されます。
受け皿を卵パック以外にしたこともあるのですが、卵パックにした方が隙間が少ないので蒸発しにくいです。
帰ってきたらしおれていた!ということがあったので受け皿にするのは卵パックのほうがお勧めです。
8.卵パックの蓋を閉めます
夜間・天候の悪い寒い日は卵パックの蓋を閉めます。
日中の温かい時間は蓋を開けています。
閉めたほうがいいのか?ということを今後実験してみようと思います。
卵パック育苗の実験結果
1.小松菜
小松菜について複数回卵パック育苗を実施してみました。
以下の結果になりました。
1回目
2つの卵パック、20箇所に種まきをして、19か所から発芽有。発芽率95%
2回目
1つの卵パック、10箇所に種まきをして、8か所から発芽有。
↓
だいぶ経ってから一か所追加で発芽有。最終的に9か所から発生有。発芽率80%
3回目
2つの卵パック、20箇所に種まきをして、19か所から発芽有。発芽率95%
1回目と一緒でした。
総合
5つの卵パック、50か所に種まきをして47か所から発芽有。発芽率は94%でした。
各卵の部分に3粒ずつ植えています。
1つでも発芽があった個所は発芽有でカウントしています。
発芽有の箇所はほとんど植えた種全部が発芽しています。
卵パック育苗のメリット・デメリット
この卵パック育苗のメリットとデメリットをまとめてみたいと思います。
メリット:費用がかからない
普段食材でタマゴを買わない人ってほとんどいないと思います。
特に家庭菜園をするような人って、自炊していますよね?
なので生活をしていると自然に発生する無料ものです。
使えば資源、使わなければゴミです。
使えるものは使ってしまいましょう。
元々捨てるものなので無料です。
メリット:温室効果がある
卵パックって透明なプラスチックでできていますよね。
この蓋を閉めるととってもミニサイズの温室になるんです。
小松菜のように寒さで発芽がしなくなったのでは?と思われるような場合はとても有効でした。
あ、紙でてきている卵パックもありました。
紙製の卵パック育苗はやったことがありません。ごめんなさい。
デメリット:見た目が悪い
デメリットはあまりありませんが、強いて言えば貧乏くさいこと?
デメリット:意外と再利用が難しい
専用の育苗ポットが再利用可能なものなのかわかりませんが、卵パックは意外と再利用が難しいと思いました。
というのは、定植をするときに底を押し上げるように取り出したので、卵パックはメコメコです。
再利用してみたのですが、底の穴が水につかず、給水されない箇所が出てきて慌てました。
種をまくパックは使い捨てと考えたほうがいいようです。
残念(笑)
今後について
まだ試してみたのは小松菜だけですが、卵パック育苗はとても有効だってわかりました。
なので2019年の家庭菜園でもいろんな野菜で試してみようと思います。
追記
マリーゴールドを育ててみました。
でも育てる野菜によっては種を買って余らせるよりは苗を買ったほうが早いものも多いんですけどね。
ではまた。