
双子育児をしながら時短勤務で働いている主婦チクワ(@DaysTikuwa)です。子供を保育園に預けて働くようになってもうすぐ3年になります。
この記事は育児休職から復帰するママに参考にしてもらえたらと思って書いている記事になります。
小さな子どもを保育園に預けて仕事に復帰したら、有給休暇が足りるか心配になりますよね。有給を全部使ってしまったら欠勤になってしまうの?
そんなときのために子の看護休暇という休暇をとることが出来ることを知っていますか?
無給の会社も多くあるようですが、査定にも響かない子の看護休暇をうまく使って仕事と育児の両立に役立てましょう。
Contents
仕事に復帰後、有給休暇は足りるの?
私は0歳児クラスから保育園に預けました。
その頃は予防接種も頻繁にありますし、小さな子供が集団生活を送るとどうしてもいろんな病気をもらってきてしまいせっかく復帰した仕事なのに頻繁にお休みをすることになりました。
有給休暇は足りるかすごく心配になりましたが、先輩ママからこんなことを教えてもらいました。
子の看護休暇ってどんな休暇?
育児介護休業法で定められている休暇です。
小学校就学前の子どもを養育している人に与えられる休暇になります。
子どもが1人の場合は1年に5日、2人以上の場合は1年に10日を上限に取得することが出来ます。
子の看護休暇については以下のポイントがあります。
予防接種でも取得が可能
子どもの体調が悪くて保育園に通わせることが出来ないような場合だけでなく、予防接種を理由に取得することも可能です。
また、厚生労働省では、この休暇の申請は口頭などでOKで診断書などの提出は不要とするべきと指針を出しています。
パパも取得可能です
子の看護休暇はママだけでなく、パパも取得が可能ということです。
ママが仕事をしていても専業主婦でも取得が可能です。
両親合わせて最大で20日取得が可能な休暇があるって考えると安心ですね。
取得は1日単位だけでなく、半日での取得も可能です。
というような場合に半日で使えるということです。
就業規則に書かれていなくても取得可能です
法律で決まっている休暇なので、就業規則に書かれていない場合でも取得が可能な休暇になります。
でも、念のために復帰をしたら子の看護休暇が就業規則に書かれているか確認しておきましょう。
書かれていない場合は人事さんに問い合わせをして取得直前や事後にあわてることがないようにしておきましょう。
子の看護休暇は有給?無給?
子の看護休暇の有給/無給の扱いは法律に明記されていないのでその会社に寄るようです。
有給の会社もあるようですが、会社からもらえる給与は基本的にノーワーク・ノーペイの原則に則っているはずなので、無給と考えておいた方がいいでしょう。
私の会社は無給でした。
有給休暇と子の看護休暇の違い
有給休暇と子の看護休暇の違いって何かわかりますか?
子の看護休暇が無給の会社はその分お給料がもらえませんが、そうではない大きな違いが1点あります。
それは子の看護休暇に対して会社は時季変更権を行使することが出来ないということです。
時季変更権って初めて聞いた人がいるかもしれませんので、簡単に解説です。
読んでそのままの意味なのですが、お休みをする予定だった有給休暇を合理的な理由がある場合に変更させることが出来る権利を会社はもっていますよ、ということです。
旅行に行く予定だった日に、自分の顧客について緊急かつ重大なトラブルが発生した場合、会社は社員に旅行をキャンセルさせて仕事に来るように言うことが出来るのです。
でも、看護休暇にはそういった時期変更権はありません。
子どもが急病で保育園に預けられない日に、自分の顧客について緊急かつ重大なトラブルが発生した場合、会社は体調の悪い子どもを無視させて仕事に来るように言うことは出来ないです。
例えば・・・
有給休暇の場合
私は有給をとることはできずに出社して、予防接種には別の日に行くように予定を変更する必要があります。
子の看護休暇の場合
子の看護休暇をとることは許可できません
子の看護休暇には時季変更権がありません。なので私は帰ることができ、上司は残ったメンバーで仕事が回るように調整する必要が出てきます。
欠勤と子の看護休暇の違い
それでは欠勤と子の看護休暇の違いは何でしょうか?
会社は子の看護休暇を取得したことによって不利益を被らないようにしなければなりません。
抽象的でよくわかりませんよね(笑)
こんな違いがあります
欠勤の場合
欠勤をしているので上司の意見が通ってしまうかもしれません。
子の看護休暇の場合
子の看護休暇を理由として私に不利益になる減給は違法になりますので認められません。
とある双子母の取得実例
とある双子母・・・私のことです。
参考になればと思い、私の取得実績を公表します。
0歳クラス時代
有給休暇が46日もあったので子の看護休暇を使うことはありませんでした。
(育児休暇中に発生した23日+復帰した年に発生した23日)
46日もあった有給休暇ですが、半年ほど2週間に1回は病院に行くような状態が続いたので40日ほど使ってしまっていて残りはちょっとになってしまっていました。
1歳児クラス時代
新たに23日有給休暇が発生して残りは30日近くでした。
それでも有給休暇は使い果たし、10月くらいから子の看護休暇でお休みをするようになります。
最終的には10日の子の看護休暇も使い切り3日欠勤になってしまいました。
2歳児クラス
有給休暇は23日でスタートです。
11月までは有給だけで済みましたが、12月に次男が骨折をしてしまって大量にお休みをすることになってしまいました。
そのため有給休暇と子の看護休暇を使い切ってしまいました。
最終的に欠勤は6日になりました。
3歳児クラス
前年度欠勤しているので23日スタートです。
繰越はありませんでした。
11月時点残っている有給休暇は4日程度程度で、子の看護休暇をとることになってしまいました。
まとめ
子どもが小学校就学前の場合は子の看護休暇を取得することができます。
子どもが1人の場合は1年に5日まで、2人以上の場合は1年の10日まで取得が可能です。
子の看護休暇は法律で決まっている休暇です。就業規則に書かれていなくても取得することが可能な休暇になります。
とはいえ、有給か無給かなど明確にしておく必要があるので、もし就業規則に書かれていない場合は人事に問い合わせをして取得した場合はどうなるかお互いに明確にしておきましょう。
子の看護休暇は会社に時季変更権はなく口頭で理由を伝える簡易的な報告取得することが可能な休暇になります。
子の看護休暇を取得したことで査定などに影響を与えてはならないことになっていますので、有給休暇と組み合わせてうまく使い、仕事と育児を両立させましょう。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
お子さんがご病気でしょうか?
成長するにつれて段々と病気の頻度も下がってきます。復帰した直後「こんなんで仕事続けられるのかな?」と思うかもしれませんが、お休みする回数は減っていくと思いますよ。
パパママが看病疲れを起こさないように、頑張りすぎないようにしてくださいね。
2歳児クラスの時に大量に子の看護休暇をとることになった、子供の骨折についての記事も書いています。
よろしければご覧ください。